アメリカのソーシャルセキュリティ(SSN)の取得方法
SSNとは
ソーシャル(S)・セキュリティ(S)・ナンバー(N)の略です。
SSNは日本でいうところのマイナンバーで、アメリカの国民や移民の人たちの
税金の管理や家の契約、銀行の口座開設などあらゆるところで求められる番号です。
この番号をもとに様々な管理がなされているので、アメリカで生活するうえで必須です。
日本はこの制度をもとにマイナンバーをつくった らしい です。
アメリカで生まれた人は出生と同時に番号が与えられるらしいのですが
僕のように留学などの目的で滞在している場合は別に申請をする必要があります。
留学後ずっと申請したかったのですが、3か月越しでやっと申請を終えられたので
その記録を残しておきたいと思います.
SSNが必要なケース
じつはあまり必要ない
SSNはとても大事といいましたが、1年程度の留学の場合はほとんど必要ありません笑
留学生で必要な場合といえば、
- 携帯の契約
- 運転免許証の取得
- 車の購入
- 銀行口座の開設
- クレジットカードの作成
- バイト(学内のバイトのみ認められている。)
ぐらいぐらいなんですが、上から順に
携帯の契約
プリペイドシムを使えば問題なし運転免許証の取得, 車の購入
一年の留学で車を購入するかは微妙なところバイト(学内のバイトのみ認められている。)
一年の留学でバイトをするかは微妙なところ銀行口座の開設
バイトをしなければ振り込まれるものもないので必要なしクレジットカードの作成
口座がなければ使わない、そもそも日本のカードで十分といった理由でSSNは必要ありません。
多少無理やりな感じもしますが 笑しかもそもそも学生ビザではSSNを取得できません。
どうしても必要な場合
学生で運転免許証等を申請する場合はSSNのオフィスで、SSNを発行できない、という旨の
証明を発行してもらい、その証明を用いることで運転免許証の申請が行えます。学内でバイトをすることで収入が発生する場合は、バイト先を決めたうえで
大学の事務にて、紹介状?のような、この人は学内でバイトをします、ということを示す
書類を用意してもらい、その書類を用いて手続きを進めることでSSNが取得できます。学生ビザでない場合
例えばそもそもが就労目的でアメリカに滞在している場合はもちろん補助書類なしで
申請、取得が可能です。僕はアメリカにJ1ビザで滞在しています。
J1ビザとは
非移民ビザである交流訪問ビザ(J1)では、仕事ベースおよび研究ベースの交流訪問プログラムに参加することを許可します。
アメリカ政府ページより
このビザによって企業でのインターンや大学等での研究ができるようになります。
インターンは有給の可能性がありますし、研究に関しても雇われている場合や
予算が出ている場合は収入として考えられます。
そのため、J1ビザでもSSNを手に入れることができます。
僕が取得した理由
ではなぜ取得したのか。上で述べたように、SSNが必要なことに関しては
別の手段で何とかなっています。
理由はずばり、アメリカでのIDが欲しかったからです、、、。
アメリカでは州ごとに、正式なIDの発行を移民や留学生に対しても認めています。
その名も、非運転免許証。運転できない運転生ですかね 笑
要はただ単に身分を証明するためのものです。
これがあると何がいいのか。お酒を買う、飲むときにパスポートを持ち運ぶ必要が
なくなります。(時にはパスポートが通用しない場合もありますので。詳しくは以前の記事を参照してください。)
think-before-doing.hatenablog.com
ほかにもアメリカの国内線に乗る時もこのIDでセキュリティを通れます。
QOL爆上げです。
SSNがなくても申請できるのですが、そうすると申請に必要な書類を用意するのが
とても大変(ほぼ不可能?)になります。
SSNがない → 別の書類を用意しようとする → そのためにSSNが必要 ↓
↑ ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ← ←
結局一番の近道がSSNでしたし、僕はJ1ビザを持っているのでまあいいかなと。
ネットを見ると中にはJ1でも取得できないといったような記事を見かけたりするのですが
まあ僕は無事取得できました。ただ、実際対応するスタッフや場所によっては
実際に働くorお金を受け取ることがない限り断られる場合もあるらしいです。
さすがアメリカ、、、。
こちらの友人も取得は仕事がないとできないと主張していたのですが、おそらくそれは
学生ビザを持っている人だから、J1ビザについて理解していなかったのだと思います。
申請方法
J1ビザの場合、 - パスポート - J1ビザ - DS2019 - (研究室からの紹介状) - 申請書
が必要です。僕は大学の事務の人から、ビザ取得時にいただいた研究室からの紹介状を
持って行ってくださいと言われていましたが必要ありませんでした。
これらを用意して最寄りのSSNオフィスに行けば申請できます。
僕の場合、ビル一回の受付で警備員の人に来た目的を伝えると、実際に
申請するオフィスがある階まで連れて行ったもらい、その後荷物検査と
金属探知機を利用したチェックがありました。
周りには銃を持った警察?警備員❔もいて少し怖かったです 笑
チェックが終わると機械で受付をし、番号札が発行されるので椅子で座って待ちます。
僕が事前に見た記事では、30分から1時間かかるとあったのですが、5分ほどで呼ばれました。
むしろセキュリティチェックのほうが並んでいて時間かかりました。(10分??)
もちろんどこのオフィスかとか時間帯とかによると思います。
呼ばれた後は窓口までいき、申請に関する簡単な質問等に答えていけば無事完了です。
最初は身分を聞かれ、学生と答えたら、
「じゃあSSNの発行不可証明の発行でいいのね?」
と言われ、慌てて学生であるが、滞在先では客員研究員であり、ビザもJ1であると
伝えると、上司を呼んで確認してくれました。
そのあとは上司にプロセスを確認しつつパソコンをカタカタ。大体15分ほどですかね。
最後に注意事項を聞いて、レシートをもらって終了です。
あ、ちなみに申請、発行は無料です。
申請から7 - 14日で届くらしいです。実際に届いたら追記しておきます。
一度取得しておけば期限等はないので、一生使えます。
僕はきっかけはIDのためでしたが、将来アメリカで働く可能性もなくはないと
考えて、今のうちに取っておけば将来楽だなと思ったというのも理由の一つです。