トビタテ!留学JAPAN 奨学金の落とし穴

留学の計画について

ちょうどいまトビタテ! 留学JAPAN 11期の募集期間らしいですね。
僕は9期生なので、ちょうど1年くらい前から留学計画を
考え始めて、今ではすでに留学開始から3か月ぐらいがたとうとしています。
ほんと早いですね。

今回は留学に関して考えておいたほうがいい大事なことを記しておこうと思います。

留学の予算

今回書くのは、正確にはトビタテっていうよりかは留学自体にかかわる話です。
(下のほうにガチの落とし穴も書いてあるので、みてみてください。)

留学したくてもお金がないからいけません。っていう人多いですよね。
僕もそうでした。親に出してなんて言えません。

「でもトビタテって他の奨学金より多くもらえるんですよね?」

はい。そうです。しかも返す必要はありません。
留学計画の自由性もだいぶ高いです。
(欧米などの先進国は留学準備金25万円 + 16万円/月)

「留学準備金まで?絶対足りるじゃないですか!!」

僕もそう思ってした。ただ、留学準備を進めるにあたって必要な経費が
実際はかなりあるってことに気づいて、結構苦労してます。

以下簡単に留学前と留学中の経費を書いてみます。


留学前

  • パスポート新規取得(10年用):1.6万円
  • VISA取得費用:$340 (約3.9万円)
  • 往路航空券:11万円
  • 海外留学保険:20万円
  • 滞在先住居の保証料:$1600 (約18.4万円)

合計:54.9万円

留学中

  • 家賃:$799(約9.2万円)
  • 食費・娯楽・雑費…

留学後

  • 復路航空券:11万?


    こんな感じですね。$1だいたい115円で計算してます。

最初は留学準備金25万ももらえるの?新しいmac買おうかな。なんて
思ってましたが足りません。

もちろん国によって保険や家賃はかなり変わりますが、アメリカに
留学したいっていう学生は多いのではないでしょうか?

ヨーロッパでは保険も6,7万円で、家賃も同じくらいっていうところですかね。

アメリカは保険もバカ高いし、家賃もかなりします。家賃10万超えも普通にあります。

僕は一軒家が100軒以上並んでいるようなところの一軒をルームメイトとシェアして
住んでいて、自分の部屋と風呂、トイレがあってこの値段です。
まあよさげなところに住んでいるから高いのかなと思いきや、学生寮
同じくらいして、一部屋に2段ベッドがたくさんあって、風呂、トイレは共通とか
って感じです。どちらにせよ家賃からは逃げられません。

とにかく少しでも知ってほしいのは、お金がなくて奨学金ですべてを
賄おうと思っているひとがいたら、いったん考えてみてください。

VISAに関しては、トビタテの奨学金をもらって留学するっていう
受給照明を見せれば、銀行などの預金証明?を見せなくても問題ないのですが
留学準備で55万くらいかかるってなったらあらかじめある程度の額は必要になってきます。

トビタテに出す留学計画や、面接準備で大変だとはおもいますが、予算的な面の
確認なども1度しておいたほうがいいと思います。

補足

  • VISA取得料金
    申請費用とSEVISっていうシステムに登録するための
    手数料を合わせた料金を書いてあります。

  • 保険料
    VISA取得に必要な条件を満たす最低限のプランかつ安い会社であの値段です。

  • 住居の保証料
    僕が住んでいるところは、契約の際に保証人をたてる必要があり、条件として、
    アメリカに在住し、SSN(アメリカ版のマイナンバー的なやつ)をもっている人を保証人にする
    または 自分が保証人になる(うしろ2か月分の家賃前払い)でした。
    アメリカに住んでいる知り合いもいませんし、いても頼めないです(笑)
    なので、先に2か月分払う必要がありました。もちろん先払いというだけなので、
    特に損はないですが、前もってお金が必要です。

  • 生活を整えるためのお金?
    僕の住んでいるところは家具付きって言っても最初はほぼ何もないに等しいので
    寝具などを買う必要があり、それも地味にお金がかかります。
    ほかにも料理をするなら調理具や調味料、などですかね。
    僕はセメスターが始まって少したってからこちらに来たので、すでにルームメイトが
    いろいろ揃えてくれていたので、料理に関してはそこまで苦労してないですけどね。 

トビタテの落とし穴

お金を支援していただいているのであまり悪いところは言いたくないのですが
お金がないから応募して勝ち取った、にもかかわらず配慮が足りないのでは?
という点をいくつか書きます。

「留学準備金」なのに振込は留学後

はい。そのままです。留学に必要なものをそろえたり、支払いの必要があって
そこに使うためのお金、という僕の解釈があっているのであれば、これは
どうなのっていう感じですね。

ただ、必ずしも留学後になるわけではないです。

トビタテは、この日からこの日までのどこかで留学を開始する人向け
という形でトビタテの募集を行っていて、

9期の時は最速で8月初旬くらいからの留学開始を認めていました。

まあ結局、交換留学などでセメスターに合わせて留学をする人は大体最速パターンになると
思うのですが、その場合だと、留学準備金が留学後に振り込まれます。

留学開始をその期間で認めているのであれば、準備金を間に合うように
手配してほしいですよね。

研修会場までの交通費、宿泊費

トビタテに採択された学生は、留学前と後に研修を受ける必要があります。
居住地によって、大阪か東京の会場に(たぶん)3日間行く必要があるのですが

この時かかる交通費と宿泊費は出ません。
それも留学準備金から出す、ということになっています。
ただでさえ他にかかるのに、という感じです。

手続きのため振込は翌月

またもやお金の話です。

トビタテの奨学金が支給される仕組みは、トビタテの事務局がその年度に
支給する予定の額をまとめて一括で学生の在籍する大学等に渡して
そこからは大学等が月ごとに学生の指定口座に振り込む、という仕組みです。

年度をまたいで留学する人は、4月分の奨学金が5月にまとめて払われます。
理由としては、上で書いたように、事務局から大学等へお金を渡す手続きで
処理に時間がかかるため、らしいです。
いや、知らねーよって話ですよね。こっちはお金が必要なんだよって(笑)

年度をまたぐ学生の分は1か月分前年度にまとめて渡しておくとかいくらでも方法は
ある気がするのですが、「手続き、処理」っていうやつなんですかね。効率が悪い。

トビタテの落とし穴はこんなところです。
悪い面も書きましたが、基本的にはもらえる額も大きく、いい奨学金ですので
ぜひ、応募してみてください(笑)

ちなみに

僕は留学前にお金がそんなあったわけではなかったので、55万近くの
準備金をどうしたかというと、クレジットカードで乗り切りました。
締め日をうまく利用して、支払いを2か月先延ばしにして、留学準備金の
振込後に支払うようにしたり、すぐに出せない分は分割にしたり、、、

あまりよくないですが、使いようです(笑)

4月の分もカードで何とか頑張ります。