アメリカの七不思議 其の一

お酒購入時のIDチェック

ここアメリカではすべての州でお酒が飲めるのは21才からです。
そしてよく聞くように、アメリカの年齢確認はとても厳格で、見た目がいくら
成人でも身分証明(ID)の提示を求められます(たぶん)。

まあ、法律でそう決まっているのだからしょうがないですよね。わかります。

ただ、使えるIDについての疑問があります。
日本でもそうですが、IDで代表的なのは運転免許証です。
顔写真付きで、誕生日が載っていますからね。

日本では顔写真がついてない保険証でも身分証明としての効力は
なかなか強いとは思いますが、顔写真がないというのはアメリカではIDとして結構欠点です。

パスポートがダメ?

僕ら外国人にとって入国時から使えるIDとしてはパスポートしかありません。
運転免許証を取るにも早くても数か月かかります。
(ちなみにアメリカには非運転免許証といわれるIDがあり、外国人もIDとして取得できます。)

先日、友人と酒屋さんでお酒を買おうとしたところ、レジでIDを求められました。
前もって準備していたパスポートを出そうとしたところ、

おばちゃん「それはIDとして受け付けられないの。ごめんね。」

え?

レジに並んでる時から僕の持っているパスポートに目を向けていたので
嫌な予感はしたのですが、、、

そこで食い下がって、

僕「でも他の酒屋さんでは使えましたよ? いつもこれで証明してるし。」

おばちゃん「インターナショナルな身分証明はだめ。アメリカの州で発行されたものじゃないと。」

Why American people ! ! !

あなたの国はこれで僕をここに入れてくれて、滞在させてくれてるんですよ??
なのにそれでお酒を買えないんですか?

ほんとによくわかりません。  

友人曰く、教養がない人や店でのトレーニングが不十分だと
そういうこともあるらしいです。

アメリカはガソリンスタンド=コンビニ のような感覚なのですが、
ガソリンスタンドでは、写真があって誕生日が載っていれば気にしない。
どんなIDでも大丈夫。と言われました。

印象だけだとあのお酒屋さんのほうがしっかりしてそうなのに、、、

しかもパスポートを常に携帯しているわけではないので、突然お酒を買いに行く
とかってなって困った時がありました。

ダメもとで日本の大学の学生証を出してみました。
学生証は基本的に日本語ですが、誕生日の欄に、

誕生日 / Birth
oooo年 oo月 oo日

と書いてあり、birthの下に4桁の数字があってそれが生年だと説明したら
納得してくれました。月と日の説明が必要なら困るかもしれませんが
(僕は)生まれ年だけで足りるので大丈夫でした。

同行者も提示が必要

これまでの部分で、友達が一緒ならその人だけ出せばいいじゃん
と思った方もいるかもしれません。

日本だと誰かが忘れても買うだけならこれで何とかなりますよね。

アメリカではそれが通用しません。
レジに同行した人全員がIDを提示する必要があります。
これもなんか理にかなってないですよね。

なぜかって、レジにいたら求められるので、持ってない人は店の外で待つなり
レジに行かないなりすれば買えるので。

もしかしら店は完全に責任を果たしましたよ、ってことで確認してるのかもしれません。
成人と未成年が一緒にお酒を買いに来るてことはその二人でお酒を飲む可能性があるので
そうなるとお酒を売った場合に店が責められる可能性もないとは限りません。

未成年が店の外で待っていたりした場合はお酒を渡した成人の責任が100%ですからね。

厳格といいつつ?

ここまでアメリカのIDチェックが厳格という話をして来ましたが、
実はそうではない場所もあります。

明らかに観光客向けのお店等ではチェックが緩い場所もあります。
まえにロサンゼルスにある観光客に人気のレストランに行った際、
パスポートを携帯していなかったのでお酒をあきらめていたのですが
ダメもとで頼んだらすんなり頼めました。

日本人3人で、当時はみな21才。見た目的にも速攻チェックされてもおかしくないのに
なぜかスルーでした。僕らのうち一人は現地の大学に通っているのですが
その友人もびっくりしていました。やはり珍しいことに間違いはないらしいです。

和暦表示のディスアドバンテージ

余談ですが、日本の運転免許証とかって生年月日が和暦表示ですよね。
和暦ってもちろん日本だけの文化なので、仮にID自体は使えたとしても
それが生年月日の証明になるかっていうと結構厳しいものが ありますよね。

以上アメリカの7不思議第一弾でした。残りの6個は帰国までになんとか探したいと思います。
では。