教科書に書いてない冠詞の話

冠詞(aとthe)について

英語を学習する中でわりと理解せずにそのまま放置しがちな
冠詞についてちょっと書きます。

いままでに比べるとちょっと変わり種ですが、、、

よくある定義

文法書に書いてある定義ではだいたい
- 「a」は不特定の単数のものにつく。
- 「the」は単数・複数かかわらず、特定のものにつく。
(会話の中で2回目に出てきたら「the」をつかう。)

っていう感じですかね。

「the」についてちょっと補足
(これも文法書に書いてあります。)すると、

「the」をつけて言われたことに関しては話し手はもちろん
聞き手もそのものを意識できてるということになります。

例えば、
「This is the apple.」
って話した場合、 会話の中でそれまでにリンゴの話が出ていて、聞き手も
あ、これが「あの」リンゴなのね。
って意識ができているっていうことになります。

他にも、
「Open the door.」
ていわれた場合は、それまでにドアの話が出ていなくても
目の前にドアが一つしかなければ
聞き手も理解できるということになります。

教科書などにあまり書いてない話

いきなりですが、
「I have been to Kyoto in the school trip.」
の文中の「the」は正しいでしょうか?
それまでに修学旅行については何も話していない前提です。

これ、最初に見たときは
いやいや、最初だし、聞き手も理解できないから「a」でしょ
とか思ってたのですが、「the」が正しいらしいです。

アメリカとオーストラリアのネイティブの友達にも
確認しました。彼らはそれがなぜか説明するのは難しいと
言っていたので、その時点では理由は理解できなかったのですが、  

英語のことはちゃんと理解したい性格なので、帰国子女の
友達にその後、確認しました。

彼曰く、共通の認識がなく、それまでの会話で出てきていなくても
確実に特定のことであれば、「the」を使うとのことです。

例えば自分が通っていた学校の話をするときは
「I was in the high school.」
とか。

これって地球とかに冠詞をつけるときの、「唯一性」の話に
近い感じですかね、、、。

言われてみればまあそうかって感じですが、文法書によっては
聞き手に特定されていなければ「the」はつけない
という風に書ききっているものもあり、自分はそれを参照していたので
当時けっこう混乱してしまいました。

他の方の役に立てば幸いです。

追伸

一応、大学の専門は情報系なので技術的な話も
発信したいと思う今日この頃です。